カラーサ自然公園(ミナスジェライス州)

自然保護区であり、美しい重要歴史文化財が保存されている。アクセスは、ベロオリゾンテから自動車、バス、タクシーで高速道路BR262(ビトリア方面)を使うのが一般的。高速道路でバラオン・デ・コカイスまで行くと急にひと気がなくなり、景色は自然一色となる。2000メートルを超える山々に囲まれたU字型の一本道を通っていけば標高1300メートル地点に公園本部と歴史文化財がある。
歴史

公園本部の周辺には、18世紀に建てられ修道院や神学校として機能していた建物がそのままの形で残っている。19世紀末から20世紀初期にかけてブラジル教育の中心的な役割を果たした神学校は、2人の大統領をはじめ、多くの政治家や有識者を輩出している。また、ゴシック様式で建てられた教会もあり、その中には700チューブのオルガン、アタイーデの絵、ドンペドロ2世が寄付したフランス製のステンドグラスなど長い歴史を感じさせる重要品が眠っている。
自然

この地域にはアトランチカ森林、セラード地帯、岩山といった自然があり、この土地特有の動物も多い。旧修道院の近くでは、リス、コアーチ(タヌキの一種)、ロボ・グアラー(オオカミの一種)などを観察することができる。ロボ・グアラーは細長い体をしていて一見凶暴そうだが、実際はとても人懐っこい。神父さんが餌をやると警戒せずに家族みんなで近づいてくるほどだ。
この地域を流れる川や水の色は、鉄分を多く含んでいることから、お茶のような色をしており神秘的だ。辺りには美しい滝が多く、ほかの場所と違って人の出入りも少ない。トレッキングをするならカラプーサ、ピコ・ド・ソル、インフィシオナードなどの広大な景色が見渡せる山頂がお勧め。3400メートルにも伸びるセンテナリオの洞窟は、世界最大の珪岩(けいがん)の洞窟として知られる必見のスポットだ。どこに行くにも必ず安全のため、経験豊富なガイドと一緒に行くことを心がけよう。
宿泊場所
観光客をもてなすのがカラーサ自然公園であり、ゆっくり休むためにこんな最適な場所はない。ここにある宿泊施設はシンプルそのもの。長い歴史を持つ建物の部屋には木造のベッドにシャワーがあるだけといった感じで、清潔感があり居心地もいい。自然公園の真ん中で宿泊できるというのは世界でも珍しく、静けさの中、木々や風や動物が創り出す音を聴きながらぐっすり眠りにつくのは最高の喜び。これを体験すればきっと誰もが「来て良かった」と思うはずだ。