クリチーバ(Curitiba)

パラナ州の州都であり、ブラジルで最も近代的な都市のひとつ。人間開発指数(HDI)で国内5位にランクインしているだけあって、教育、環境とさまざまな面で生活の質が高く、ドイツ移民、ポーランド移民、イタリア移民、ウクライナ移民など多民族の風習が混ざり合い、文化的にも大変豊かだ。その影響は、食事や建築物に大きく反映されている。2003年には米州文化都市機関によってパナマシティと共に「米州文化首都」に選出された。
地理的、経済的な面でも観光のための多くの魅力をこの町は持っている。連邦自動車道が交差する利点に加え、市内には各観光スポットを巡るツアーバスまで走っている。車内では、ポルトガル語、英語、スペイン語によるアナウンスを流し、各停留所の説明をしてくれるほどの親切さだ。
ツアーバスで周るクリチーバ観光スポット
市内にある25カ所の観光地を巡るバスは、全行程44キロを2時間30分で回る。各所から乗り降りが可能だが、始発点はチラデンテス広場がオススメ。料金は15レアル(2006年9月現在)。
クリチーバ観光ダイヤル:(41)3352-8000(24時間対応)
1.チラデンテス広場 Praça Tiradentes
ノッサ・セニョーラ・ダ・ルス教会がある広場。1993年に築100年を迎え、修復工事が行われた。
2.フローレス通り Rua das Flores
町のメインストリート。1972年にブラジルで初めての舗装道路となった。町の商業通りとしても有名。
3.ヴィンテ・クワトロ・オーラス通り Rua 24 Horas
文字どおり24時間にぎやかな通り。買い物やレストランが目当ての住民や観光客が集る。
4.コンベンションセンター Centro de Convenções
イベント・展示会場。1500席を有するビトリア劇場がある。
5.鉄道博物館 Museu Ferroviário
旧鉄道駅を使った博物館。ファルマシア美術館、ボネーコス劇場、エンブラテル・コンベンションセンターが隣接している。
6.パイオル劇場 Teatro Paiol
以前、火薬庫(paiol)として利用されていた場所を1971年に劇場にリフォームした。クリチーバの文化改革のシンボルでもある。
7.植物公園 Jardim Botânico
フランス庭園、植物学博物館、文化センターなどがある。

8.鉄道駅 Estação Rodoferroviária
1972年に開設された鉄道駅。当時、ブラジルにおける重要なターミナルだった。
9.グアイラ劇場/パラナ州連邦大学 Teatro Guaíra/Universidade Federal do Paraná
サントス・アンドラーデに位置するラテンアメリカで最も大きい劇場のひとつ。向いにブラジルで最も古い大学、パラナ州連邦大学がある。
10.市立公園/アラブメモリアル Passeio Público/Memorial Árabe
1886年に建設されたクリチーバで最も古い市立公園。園内に動物園がある。アラブの建築スタイルを基に建てられた建造物、アラブメモリアルには公立図書館がある。
11.市民センター Centro Cívico
イグアス宮殿、立法議会、裁判所、市役所が並ぶ市民の窓口。
12.オスカー・ニーマイヤー博物館 Museu Oscar Niemeyer
世界的に有名な建築家オスカー・ニーマイヤーによって設立された、ブラジル最大かつ最も近代的な博物館。
13.ローマ教皇公園 Bosque do Papa/Memorial Polonês
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が訪れたのを記念して1980年に建設された。ポーランド移民のメモリアルとしても知られている。
14.ドイツ公園 Bosque Alemão
グリム童話に出てくるヘンゼルとグレーテルが通った森や、魔女の家が再現されている。そのほかにも眺望が美しい「哲学者の塔」や「バッハ・コンサート会場」がある。
15.環境大学 Universidade Livre do Meio Ambiente
1992年に設立された環境学科を推進する大学。エコロジー、建築学、環境学などが学べる。
16.サン・ロレンソ公園 Parque São Lourenço
公園内には各種講座、ワークショップ、展示などを行うクリエイティビティー・センターがある。
17.ペドレイラ公園 Ópera de Arame/Pedreira Paulo Leminski
湖や森がある公園内に「アラメ・オペラハウス」と野外イベント会場「ペドレイラ・パウロ・ケミンスキー」がある。
18.タングア公園 Parque Tanguá
バリグイ川沿いにある公園。サイクリングロード、ヨットハーバー、湖に通じるトンネルなどがある。

19.チングイ公園 Parque Tingui
この場所で生活していたインディオ、チングイ族を表敬して建設された公園
20.ウクラニアメモリアル Memorial Ucraniano
チングイ公園の中にある記念碑。ウクライナ移民に対する敬意のしるしとして1995年に建てられた。
21.イタリアの玄関 Portal Italiano
イタリア人街、サンタ・フェリシダージ地区の入り口。
22.サンタ・フェリシダージ地区 Santa Felicidade
1878年にベネト地方とトレンチーノ地方出身のイタリア人によって植民地化された地区。
23.バリグイ公園 Parque Barigui
クリチーバで最も大きい公園のひとつ。展示・イベント会場、自動車博物館などがある。
24.ブラジル・テレコム社塔 Torre Panorâmica/Brasil Telecom
街並みを360度見渡せる高さ109メートルの塔。
25.歴史広場 Setor Histórico
サンフランシスコ・デ・パウラ教会、花時計、噴水など長い歴史を持つ建造物が建ち並ぶ広場。
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日本広場 Praça Japão

先に述べた移民のほかクリチーバにはたくさんの日本移民もいる。彼らを表敬してアグア・ベルジ地区に建設されたのが日本広場だ。工事は1958年に開始され、1962年に完成。その後、1993年にリフォームされた。敷地面積1万4000平方メートルを誇るこの場所は、クリチーバに住む3万5000人の日系人をはじめ、多くのブラジル人の憩いの場所として利用されている。広場内には庭園、池、仏像だけでなく兵庫城まである。
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