聖市日系議席守った2氏ー抱負語る
【スージー・ムラカミ/NB】10月5日に行われたサンパウロ市議会選挙で、日系候補はジョージ・ハト議員(PMDB・ブラジル民主運動党)とウシタロ・カミア議員(DEM・民主)が当選、55席のうち2席を確保した。
ハト氏(60)は、医師でもあ
り、1982年の初当選から7期目を迎える。今回の選挙では全体の17位となる4万847票を獲得した。
今期に議会で承認されたハト氏のプロジェクトは、市における世界ノーカーデーと家族の日の制定だろう。このほか、様々な分野で功績を残した人物に対する表彰が3件承認された。同氏は来期、引き続き治安の向上を目指し積極的に取り組んでいくと話し、また今期で否決された平日の二輪車の二人乗り禁止法案を再び議会に提出する意向だ。「多発する強盗事件の多くが、バイクの二人乗りによるという事実を見逃すことはできない」。
カミア氏(64)は、会社経営者で1988年の初当選から通算3期(1992年、2004年、2008年)市議を務めている。今回の選挙では2万9915票を集め、得票順位は38位だった。同氏は医療の分野で活発な活動を行っており、児童、青少年の肥満予防月間の制定や市立病院の充実のために予算の修正を議会に求めた。このほか、セーラダカンタレイラの泉保護法案や、ヴィラアルベルチーナでのゴミ埋め立て終結法案、トレメンベーの河川運河化計画法案などが可決されている。来期4年間でカミア氏は、交通、教育、医療にその活動の重点を置くという。同氏は「コミュニティが求めることを優先させる」と語った。
両氏とも市議会議員の日系市議の減少に言及。日系人が日系候補者に投票する率が年々減っていることを指摘した。