【シンチア・ユミ/NB】サンパウロ州と三重県が姉妹締結35周年を記念して8月、野呂昭彦県知事がサンパウロ州を訪問した。野呂知事は、関係者との会談でナノテクノロジー交流と県費留学生について意見交換した。また、タボアン・ダ・セーラ市にあ
る州立ジョルナリスタ・ワンディック・フレイタス学校を訪問、来年同県で開催される高校生による文化の祭典、全国高等学校総合文化祭(全国高総文祭みえ‘09)に同校の生徒17人を招待した。
招待された生徒は、南米からの初めての参加者となり、日本の高校生との文化交流が期待される。生徒と同伴する教員の費用は三重県が負担する。
全国高総文祭はまだ先だが、参加する生徒は毎週猛特訓を重ねている。さらに彼らだけではなく、学校全体で大きな関心を示しており、全校生徒約1000人が日本文化について学んでいる。マリア・ダス・メルセース・ビゲッチ校長は「様々な授業で、日本文化について話し合います」と話す。全国高総文祭みえでは、ラテンアメリカを紹介すると共に、ブラジルの象徴的な文化、カポエイラやフォホーを披露する。サンパウロ州教育局のマリア・エレーナ・ギマランエス・デ・カストロさんは「南米から初めての参加校に選出されたことは大変光栄なことであ
り、この貴重な機会は生徒たちにとっても素晴らしい経験になることは間違いないでしょう」と話した。
野呂知事は、萩野虔一県議会議長ら県議団とブラジル三重県人会発足65周年の祝賀会に参加した。祝賀会前には、サンパウ州議会を表敬訪問、ヴァス・デ・リマ議長とヴァウジール・アギネロ議員と、1973年から姉妹提携を結ぶ三重県との協力関係強化や今後の交流のあ
り方などについて意見交換した。懇談で萩野議長は「三重県とサンパウロ州の絆は強固であ
り、お互いにとって大変重要な位置を占めている」と述べた。
人口約187万人の三重県には、現在約2万1000人のブラジル人が住んでおり、同県に居住する外国人の中で最も多い。
ブラジルを離れた知事ら一行は、米国カリフォルニアに立ち寄り、南カリフォルニア三重県人会を訪問、先没者慰霊碑に献花したあ
と、カリフォルニア大学アーバイン校を訪問し県の産業政策や三重大学のロボット研究について紹介した。