日系989人が政界挑戦‐10月全国で市長・市議会選挙
【エルデル・ホリカワ/NB】日系候補は989人。高等選挙裁判所(TSE)の資料を基に調べたところ、10月5日(日)に行われる全国の市長・市議会選挙では、市長に1万5311人、副市長に1万5606人、市議会議員に34万7714人が立候補。全候補者に占める日系候補は、21州465市、989人(男性783人、女性206人)となっていることが分かった。
ニッポ・ブラジルが行った調査によると、21州の中で最も立候補者が多いのは、626人のサンパウロ州。州内260市で546人が市議会議員、43人が市長、37人が副市長に挑戦する。同州に続いて多いのはパラナ州、83市で154人が市議会、14人が市長、16人が副市長に立候補している。
所属政党では、全候補者のうちPSDB(ブラジル民主社会党)が147人と最も多く、続いてPMDB(ブラジル民主運動党)106人、DEM(民主)102人、PTB(ブラジル労働党)83人などとなっている。職業では、商業(119人)、農業(87人)、公務員(66人)、医師(61人)、教員(60人)などとなっている。
最終学歴をみると、高等教育修了が半数以上の502人、同未修了が72人、中等教育修了が248人、同未修了が31人、初等教育修了が76人、同未修了が60人、読み書きできる程度が10人となっている。
日系へのオメナージェン
TSEのリストから日系の姓名を持つ立候補者を抽出した今回の調査では、興味深い例も見つかった。ロライマ州の州都ボア・ビスタ市の市議会選挙に立候補しているシゲアキ・ウエキ・アルベス・ダ・パイション候補は、非日系ながら「父の友人だった」シゲアキ・ウエキ元鉱山動力大臣の氏名を授かったという。また、バイーア州サンタ・ブリージダ市の市議会選挙に立候補しているイアマシロ(ヤマシロ)・ロウザン・アルベス・ブリット候補は、母親ルジアさんの脾臓の手術を執刀した日系医師の名前から付けられた。同候補は今回、4期続けて市議を勤めた父親の後を継ぎ立候補した。同候補は「父は政治の世界から引退したが、私は彼の仕事を継続させたい。私は日本人の子どもでも孫でもないが、日本人医師の手によってこの世に存在している。だから、私は心の日本人だといえるだろう」と語った。