【NB編集部】与儀昭雄氏と中沢宏一氏で争われる可能性が高いブラジル日本都道府県人会連合会(県連)の会長選挙。争点のひとつに、2005年のフェスティバル・ド・ジャポンにおける会計問題が浮かび上がってきた。
現会長の松尾治氏によると、2005年に開催された第8回フェスティバル・ド・ジャポンの会計処理の際、会場設営を請負ったイベント会社が契約履行で支払われた34万レアルに加え、21万レアルを追加請求してきた。現執行部はイベント会社からの不当請求として裁判で係争中だ。また、現執行部によると、裁判になっていないものの、さらに2件の未払い問題があるという。
中沢氏は、会計問題について現執行部が裁判で争っている状況を批判している。自身の会長時代に起きた問題に自らの非を認めつつも、同問題については裁判を取り下げ、話し合いによる解決を目指すという。「裁判で県連は対外的な信用を失った。私が解決する」(中沢氏)。
一方、松尾氏は中沢氏の見解に対して、裁判は中沢氏が引き起こしたとして、真っ向から批判する。松尾氏は、現執行部が就任した際に中沢氏の旧執行部から説明や謝罪などはなかったとし「(中沢氏は)我々を欺いたことになる。背任行為といってもいい」と厳しい口調で批判している。さらに、中沢氏の会長選立候補に対しては「自分のことを棚に上げて、我々(執行部)を批判している」とし「資質を疑う」と話した。
2月28日に行われた県連の代表者会議では、松尾氏が会計問題に関して中沢氏の見解を問いただしたが、中沢氏は「この場ではコメントしない」と言及を避け、両者の議論は平行線に終わった。