女性だけで運営=スマレの日系団体
【シンチア・ユミ/NB】
日系団体の歴史において、協会、団体などの運営は常に男性が取り仕切ってきた。しかし、サンパウロ郊外にあるスマレ日系スポーツ文化協会に関しては、女性だけが協会の運営管理に携わっている。
マリア・ムニース・スギハラ会長(42歳)とその8人の理事ら(全員元運営者夫人)は、同協会の消滅の危機を救った立役者たちだ。「クラブ存続のためにこの重大な任務を引き受けることにしました。2003年から2005年の間、協会は非常に厳しい状況に立たされていました。活動資金がなく、協会のために働く人材が不足していました」とマリアさんは当時を振り返り語った。
企業の経理担当で、2児の母でもあるマリアさんは、協会の将来を案じ、協会が発展するために、組織の構成を検討している最中だ。通常の協会の組織構成であるスポーツ部、青年部、老年部、カラオケ部、美術部やその他の部は、スマレではまだ実現されていない。「今回、スマレの会員がサンパウロで行われるカラオケ大会にエントリーしました。私たちの優れた歌手がこの協会の存在を他の団体に知らしめてくれると信じています。そして何よりも嬉しいのが、若い世代の人たちが私たちの活動に再び興味を持ち始めてくれていることです」と話した。
4万7000平方メートルの敷地内にある建物の面積はわずか200平方メートル。計画中だった日本食のイベントの実現は見合わされている。その一方でサッカー場と野球場が現在建設中であり、比較的若い世代の45家族が完成を待ち望んでいる。会館の落成式は3カ月前に済んだばかりだ。「市会議員からの賛同を得ることができ、私たちの活動を支援してくれるそうです」と明るく話した。
落成式には、アルシンド・タジマ市会議員によるプロジェクトの初期段階として、日本人移民週間も開催された。来年の百周年には、日本人先駆者の写真展を開催する予定だ。