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デカセギ、耕地に立つ

SEBRAE・CEDEKAM共同プロジェクト

Divulgação

CEDEKAM代表のファリアス氏:日本への輸出も計画

農業成績は上々

【NB/シルビオ・ムトウ】

 パラー州バルカレナ市に中小企業支援機構(Sebrae)とアマゾニア日系デカセギセンター(Cedekam)が共同で設立したプロジェクトは、ブラジルに戻ってくるデカセギに新たな可能性をもたらせている。現在、20家族(うち5家族が日本就労経験あり)が同プロジェクトの農業技術を用いて果物、野菜の栽培を始めており、他州に依存していた農産物も栽培、出荷するようになったことで、同地における野菜の安定供給という恩恵をもたらしている。

 日本就労(デカセギ)の経験を持つCedekamのアントニオ・ファリアス代表は、2005年にベレンで販売された農産物と他州からのそれとを比較しながらリサーチを続けてきた。その後、パラー州の農耕技術・農地拡張企業(Emater)と出会い、過剰な湿度は植物の病気を招きやすいということを知る。平均雨量が多い地域は農業に不向きで、パラー州で農業をする際に妨げになっていた問題だった。「ここ(バルカルナ)から、温室と調整可能な灌漑設備を使った灌漑農作物栽培の挑戦が始まったのです。その実現のために必要な技術センターを探しました」とファリアス氏は語る。

 センターにおける均一性の実験で成功した後、実験の経験を全国に普及させた。「アルノルチ(大手アルミ企業)によって開発されたプロジェクトで得た情報をSabraeパラナ支部に報告しました。それは廃棄された熱交換パイプを再利用して温室の建設に使用したものでした」。

 今年1月には、バルカレナ市内で10ヘクタールの土地の貸借契約が成立、結果は上々だった。「パラー州のセアーザ(保税・一般倉庫公社)は2005年に25トンのトマトを商業化させましたが、それらはすべて他州からのものでした。我々は初年度に10ヘクタールの土地で9トンものトマトを収穫することが出来たのです」とファリアス氏は誇らしげに語った。

 トマトのほかにも、メロン、スイカ、ピーマン、ルッコラ、キャベツ、からし菜、アメリカンレタス、紫レタス、ねぎ、香菜、小キュウリ、ナス、かぼちゃ、キュウリが栽培されている。ファリアス氏によれば、現在栽培中のメロンを日本に輸出する計画もあるそうだ。「日本での収穫時期をずらせば1個あたり100ドルで売れる見込みもあります」と同氏は自信をもって説明する。

 成功したプロジェクト

 90年から96年の間、滋賀県と静岡県で働いていたエドアルド・エイイチ・アリマさんは、長く農業を営んできたが、バルカレナで出会ったCedekamとSebraeの共同プロジェクトにより収穫率が上がったケースの1人である。2005年、エドアルドさんは10ヘクタールの土地を借り、温室栽培技術を用いて野菜の栽培を始めた。「うちで主に作るのはメロン、ピーマン、アメリカンレタスですが、他にもルッコラや、ねぎ、ほうれん草とからし菜も栽培しています」。

 トータルでは月にメロン2トン、週にレタス1500株を出荷しているがそれらは主にレストラン等の外食産業がすべて買い取っている。


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