2007年5月23日
ロマーリオ、1000ゴール後はシュハスカリーアで
元ブラジル代表のロマーリオ(ヴァスコ・ダ・ガマ)が20日、サンジャヌアリオ・スタジアムで行われたブラジル選手権スポルチ戦で、キャリア通算1000ゴール目を挙げた。フォーリャ・オンラインが同日伝えた。
999ゴール目を決めてからおよそ2ヶ月間ゴールがなく、フラストレーションも溜まりに溜まっていた。1000ゴール目を見据えてマラカナン・スタジアムで3試合したが、3試合とも不発。しかし、ようやくこの日に41歳の大ベテランの夢は叶った。しかもただ決めるのではなく、PKで決めるという以前からの口約までも果たすという快挙だった。
記念ゴールが生まれたのは後半2分。2対0で試合をリードしていたヴァスコは、アベジのセンタリングが相手DFの手に当たりPKを得る。最大のチャンスをチームメイトから貰ったロマーリオは、ゴール左隅にボールを蹴り込み、見事記録を達成。世紀の瞬間を迎え、興奮した記者や家族がグラウンドに押しかけ試合は一時中断。スタジアムは熱狂の渦に包まれた。
ロマーリオは「1000ゴール目はぜひマラカナン・スタジアムでと思っていたけど、実際はここだったね。思えばこのスタジアムこそが自分が一番多くのゴールを挙げた場所。ここで1000ゴール目を決められて光栄だ」と喜びを爆発させた。また「これまでは一人(1969年にペレ)しか達成できなかった記録で、僕は2番目だ。とてもラッキーだと思う」と語った。
試合はヴァスコが3対1で勝利した。
試合後のパーティー
ロマーリオは試合後、リオデジャネイロ市バハ・ダ・チジューカのシュハスカリーア(ブラジルの焼肉店)で、友人や家族と共に盛大なパーティーを開いた。エスタード・デ・サンパウ紙の21日の電子版が伝えたところによると、ロマーリオはファンの写真撮影に応じるなど、常に上機嫌だったという。記念すべき1000ゴールの達成にはブラジル中が注目し、ルーラ大統領までが直接電話で祝福したほどだった。
1000ゴールを決めた張本人は、控え室で受けたルーラ大統領からの電話について、回りがお祭り騒ぎでほとんど聞こえなかったとしたものの「大統領は僕のことを忍耐強い戦士だと言ってくれ、感謝までしてくれた」と大統領の直々の言葉に感極まった様子だった。さらには「ルーラ大統領には投票しなかったが、実際彼はブラジルを変えたし、今のブラジルは昔よりよくなっている。そしてこの傾向はこれからも続くと思う」と政治にも触れ、表彰のためにブラジル政府に招待された場合は「必ずブラジリアに行く。とても光栄なことだ」と話した。
パーティーの際には歴史的瞬間となったPKにも話題が及んだ。ロマーリオはこれまで、PKの際には右隅に蹴ることが多かったが今回は左隅だった。その謎については「ボールを蹴ろうとしたら、キーパーが動いたのが見えた。あのときに彼が右に飛ぶことが分かったんだ。そのおかげで決めるのは簡単だった」と語った。
最後にこの日のヒーローは、これまで影でサポートし続けてきた妻のイザベラさんについて「彼女は自分の人生における最愛の人。自分を支えてくれるすばらしい女性だ」と愛を表現して締めくくった。