スパイク・リー、ジョン・ウーなど世界の名だたる監督による「子供」をテーマにしたオムニバス映画。貧困、戦争など絶望的な状況下におかれながら、ただひたむきに今日を生きる少年少女たちを描き、かつては子供だった大人たちの心に衝撃を与える。それぞれの国の特色を出した7つのストーリーによって構成されており「ビルーとジョアン」ではブラジルが舞台となっている。日本では6月9日より順次公開中。
[ビルーとジョアン 原題BILÚ E JOÃO]
ファベーラ(貧困地区)に住む幼い兄妹ビルーとジョアンはゴミを収集してはお金に代えてなんとかその日をやり過ごしている。段ボールや鉄クズを拾うために、2人はサンパウロ市の町中をリヤカーを押しながら徘徊する。市場や道端を右往左往しているうちに夜が明ける毎日。苦しい労働の中にもささやかな遊びを見出しながらたくましく生きる2人。彼らの行き着く先は一体どこなのだろうか?
「それでも生きる子供たちへ」のトップバッターを飾るのがこの作品。監督はフェルナンド・メイレレスとともに『シティオブゴッド』の共同監督を務めたカティア・ルンド。テーマ、演技、映像のすべてがブラジルの現実をリアルに映し出している。