【キネブラ】Vol.16 マダム・サタン(Madame
Satã)
売春、ドラッグ、暴力、貧困、そのすべてがジョアンにとっての日常だった。ケンカになれば得意のカポエラを使い、だませそうなカモがいれば自分の色気を最大限利用する。黒人であり、文盲であり、同性愛者であるそんな彼もアーティストになるという夢を持っていた。様々なトラブルを乗り越えながらも、やがて、華やかな舞台へとのし上がっていく伝説の人物、マダム・サタンに姿を変えて。
マダム・サタンの名で知られ、1930年代にリオデジャネイロのアンダーグラウンドを生きた実在する人物、ジョアン・フランシスコ・ドス・サントスを描いた作品。カリン・アイノウス監督の長編デビュー作であり、俳優ラザロ・ラモスの名を広めた作品でもある。世界各国の映画祭に出品され、ハバナ映画祭では最優秀美術賞、シカゴ映画祭では最優秀映画に贈られるゴールドヒューゴ賞を受賞した。
原題:Madame
Satã
監督:カリン・アイノウス
出演:ラザロ・ラモス
マルセリア・カルターショ
フラビオ・バウラキ
フェリーペ・マルケス