【NB編集部】ブラジル日本移民百周年記念協会の百年史日本語版編さん委員会(森幸一委員長)が編さんした『目で見るブラジル日本移民の百年』(風響社・東京)が6月13日、サントス港から陸揚げされた。
商船三井と日本通運の協力により、輸送、陸揚げされたのは、ポルトガル語タイトルを大きくしたブラジル版約1600冊。日本では4月に出版されている。現在、ブラジル日本移民史料館(ブラジル文化福祉協会内)や日系各書店で70レアルで販売されている。
百年史別巻として出版された同写真集は、笠戸丸以前の渡航者から初期のコーヒー園での労働、戦前の植民地での暮らしや日本語学校の様子、勝ち負け事件に関連した貴重な写真の数々、台頭する二世世代、躍進する日系企業や進出企業、日系新宗教、デカセギブームまで百年の歴史を200ページ余に凝縮した。
ブラジル日本移民史料館(栗原猛運営委員長)が今年創立30周年を迎えることも記念している。同館所蔵
の約6000枚に加え、全伯10日系史料館から写真提供を受けた中から、約250枚の写真を選び、日ポ両語で説明、概説、年表などをつけた。
編さん委員会では、「今まで移民史にあまり関心のなかった若者層にも気軽に手にとりやすく、非日系人にも分かりやすいような写真集にしたい」としている。日本語版百年史編さんプロジェクトでは今後、資料編、分野別編、地域編、総論などを毎年1冊ずつ約5年かけて出版していく予定。