2007年7月2日
カーニバル出場チームが来年のテーマに「移民百周年」
2008年、各地のカーニバルに出場するウニードス・デ・ビラ・マリーア(サンパウロ州)、ウニードス・ド・ポルト・ダ・ペドラ(リオデジャネイロ州)、コパ・ロード(サンタ・カタリーナ州)が、日本移民に対する表敬として、日本移民をテーマにしたパレードを行うことが明らかになった。
日本移民百周年の公認チームであり、今年のサンパウロ・カーニバルで2位に輝いたウニードス・デ・ビラ・マリーアは、テーマ曲(Enred)を「Irashai-mase, Milênios de Cultura e Sabedoria no Centenário da Imigração Japonesa」に決定。同チームのワグネル・サントス氏は「この歌が私たちに幸運を与えてくれるに違いない。ほかのチームを見くびるつもりはないが、来年は絶対に優勝できると確信している」と、早くも優勝宣言した。
ワグネル氏は、ウニードス・デ・ビラ・マリーアがパレードに女優のダニエリ・スズキさんを打楽器グループのクイーンとして招聘するつもりだとし「もし彼女がオファーを受けてくれれば、歴史上初めて日系人女性が打楽器グループの先頭を歩くことになる。山車の1台は日系コミュニティーの有名人で飾りたい」と期待に胸を膨らませた。
同チームはテレビ・タレントのほかにも「ミス百周年」の優勝者も招待する計画だ。日系人を中心とした山車は、3番手の入場を予定しており「Integração, Consolidação e Estabilidade(協力、統合、安定)」と命名された。1番手の山車のデザインは「日本文化」をモチーフにし、2番手の山車は「日本移民のブラジル到着」がテーマとなる。それ以外にも日本の農業やテクノロジーを題材にした装飾もあるという。「私たちは日本人のすべてを採り上げるつもりです。そのためにたくさんのサプライズを用意している」と、ワグネル氏が語る自信の裏で、すでにチームは衣装や山車の製作を着々と進めている。同チームは、今年9月に日系コミュニティーにパレードで使用する衣装の見本を公表し、約30人の作詞作曲家の作品群から楽曲および歌詞を選考し、10月に発表するとしている。「歌詞を基に衣装が作られると思われがちだが、実際はその逆。作詞家は山車、グループ、衣装などすべてを基にして歌詞を書くものだ」(ワグネル氏)。
すでに準備に取りかかっているのはサンパウロのチームだけではない。テーマ曲を「100 Anos de Imigração Japonesa – Tem Pagode no Maru」に決めたリオデジャネイロのウニードス・ド・ポルト・ダ・ペドラも、一足先に来年のカーニバルムードに突入している。今年のカーニバルでグルーポ・エスペシアル(1部に相当)で10位に終わった同チームのベラン・デ・オリベイラ会長は「この曲と日系社会の協力があれば、世界一美しいリオのパレードのコンテストで上位グループに入れることを信じている」と、上位入賞を目標に掲げた。同チームもまたテーマ曲の楽曲および歌詞を10月までに決めるとしている。