2007年5月4日
コーヒー博物館が日本移民展覧会を開催
サンパウロ州サントス市のコーヒー博物館が、来年ブラジル日本移民百周年を迎える日系社会に敬意を表し、今年6月から11月まで移民にかかわる展覧会を開く。
コーヒー博物館は、展覧会を通じ、移民が日本から到着しコーヒー農園で働くまでの過程を紹介。博物館のテクニカル・ディレクターを務めるマルジョリエ・カルバーリョ氏は「サンパウロ州政府が日本政府と協定を結び、日本移民が農園で働くようになった」と移民史の一端を紹介した。
長い歴史を忠実に伝えるため、コーヒー博物館はサンパウロ市にある各移民関連施設に協力を要請。移民が当時使用していた衣類、所持品、写真などを取り寄せるなど着々と準備を進めている。所持品の中には笠戸丸移民の日記があり、マルジョリエ氏は「日記の一部を再現したい」と意欲を見せている。
さらに同氏は、ブラジルのコーヒー産業だけでなく、日本市場での動きにも触れていくとし「1908年に日本移民がブラジルに到着し、コーヒー産業に携わった。そして現在、日本は世界最大のコーヒー消費国のひとつになった」と両国の関連性を指摘した。
展覧会に向け、日本からもコーヒーの各種サンプルが届いている。サンプルの中には、冷凍コーヒー、プレゼント用コーヒー、百周年記念コーヒーなど、特別に包装されたものがあり、訪れた人の興味を引くことは間違いないだろう。
コーヒー博物館では、同展覧会のほかにも日系関連のイベントとして百周年のロゴマークを決めるコンクールを実施中。対象はデザイン分野の大学生、あ
るいはプロで参加費は無料。応募は1人につき1作品までとなっており、締め切りは5月9日まで。5月11日に行われる選考会では創造性、コンセプト、明確性、クオリティー、オリジナリティー、斬新さを基に審査が行われる。入選者は16日、同博物館ホームページ(www.museudocafe.com.br)で発表される。また、6月1日には当選作品の披露会が開かれる予定。賞金は5000レアル(約30万円)となっている。