[シンチア・ユミ/NB]
サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市は、2008年のブラジル日本移民百周年記念を見据え、市内に日本移民を表彰した公園を建設する計画を発表した。
ジュンジ・アベ市長は、政治家、企業、日系団体代表を集め会議を開き、プロジェクトの草案を発表。草案によると公園の名前は「Parque
Centenário(百周年公園)」、建設地は市の中心街から3キロほど離れたところにあ
る公有地で敷地面積は21万5000平方メートル、予算は100万レアル(約5600万円)となっている。公園内には全長3キロのランニングコースを設けるほか、自然豊かな公園に仕上げるために桜をはじめ多くの木々を植える。さらに、子どもの遊び場、レストランなども完備し、入口には東洋風の門を設置する構想だ。
公園の目玉となるのは先駆者移民の家屋を再現した「ビジターセンター」。園内にある湖に笠戸丸のレプリカを設置するプランも持ち上がっている。モジ・ダス・クルーゼス市は2008年5月までの開園を目指しており、すでに企業、日系団体との協力の下、資金集めを担当する財務部、工事を担当するプロジェクト部で構成された委員会を立ち上げ、実現に向け動き出している。アベ市長は「同プロジェクトは両国文化の絆を集約したものだ。公園は国民にとって両国の文化を反映する娯楽スペースとなるだろう」と期待に胸を膨らませた。